蟲師 外譚集 感想

収録作品

  • 「歪む調べ」   熊倉隆敏

  • 「滾る湯」    吉田基已

  • 「海のちらちら」 芦奈野ひろし

  • 「組木の洞」   今井哲也

  • 「影踏み」    豊田徹也

熊倉隆敏先生

熊倉隆敏先生の出来はピカイチ。漆原先生と同時期にアフターヌーン誌上で活躍 していただけある。元々話の作りや趣向が似ているのではないかと推測。 今月号のアフタヌーンでも、寄生獣のトリビュートを書いており、これまた素晴らしい 仕事をしている。必見。

吉田基已先生

 初めて知った漫画家。話はイマイチだし、蟲師の世界観を生かしきれてない。  但し夏の表現はウマイ。

芦奈野ひろし先生

 いつもの感じ。ある意味期待通りの仕事。

今井哲也先生

 蟲師のなかでも個人的にかなり印象に残った蟲を登場させてくれて満足。  現代的×蟲師の世界観の融合の試みが個人的に楽しめた。ああこういう感じになるんだと。  漆原先生が選択した時代感こそが蟲師のヒットの要因だと実感させてくれる。 (つまり、ある意味この作品はあまりうまく行ってないということだ。   舞台を現代にしてしまうと、蟲師という作品がまとう濃厚な神秘性を大いにそぎ落とす。   ちょっとアイディアが面白い妖怪ものみたいな作品になってしまう。)

豊田徹也先生

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五人の作家によるそれぞれの蟲の物語 『蟲師 外譚集』の話 - ポンコツ山田.com